野良人inモンハン
 ~野良人・寅の旅(モンハン編)~ 
 
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旅の終わり・臨汾
2005年05月29日 (日) 23:59 | 編集
map50529.png
2005年5月29日

AM5:15起床。
用意をしてAM5:45、駅へ出発。
宿のねーちゃんはオレがここへ来た時と同じく、客引きに駅へ行くらしく、こんな朝早くから起きている。
宿のオヤジが眠そうな目をこすりながら起きてくる。
オレらを送りだしたあと、悠々2度寝するのであろう。

AM6:15頃駅に到着。
自転車で先に行ったねーちゃんが客引きをしている。
で、客引き用ノートにメッセージ(宿をほめるメッセージ)を書いてくれというので引き受ける。
中国語の通じない日本人に会った時に、コレを見せて、日本人に友達がいる、ウチは日本人も泊まるえー宿なのだと、見せつけるのだ。
よくあるよくある。
気軽に引き受けたが、これがイカンかった。
駅前の火車待ちのボンクラ共がワラワラと寄ってくる。
ボンクラ…と書いたが、別に普通の火車の客だ。
が、こーゆーヤツらとはあまり友達になりたくない。
口を開けば第二次世界大戦の話ばかり出てくる。
そうでなくても、この反日の余韻冷めやらぬ微妙な時期である。

ニホン人が乗り込んでオレら中国の女を手篭めにして…。
どこどこで虐殺をして…。
小泉はまた中国に攻めてくる…。


…。


別にヤツらもオレに謝罪せいと言うワケではない。
が、口を開けば何も考えずに思考と言葉が直結して出てくるだけだ。
現在でも中国では、第二次世界大戦の鬼畜のような日本人が中国を攻め荒すテレビドラマが日常的に流れている。
オレもヤツらなら、この日本鬼子めー!
やりたい放題やりやがってー!
街中で日本人をめっけたら石でもブツけてやろーかぐらいは思ってたかもしれない。

敗戦、占領、奇跡的な経済成長を遂げた日本では、第二次世界大戦は遥か遥か遠い昔の出来事かもしれないが、侵略され、つい最近まで経済的にも立ち遅れていた人々にとっては昔の事ではすまないモノが残っているのだ。

だが。
もしもオレがやった事なら素直に謝る。
でも、オレじゃない他のヤツがやった事を謝る気はサラサラオレにはねー。
旅の間にも何度か第二次世界大戦の話になっても、オレは謝る事は一度もなかった。
なんでオレが日本を代表して謝らなあかんねん。

血。
っつーのは脈々と受け継がれるモンで、日本人の血を受け継いでいるオレはこんな事じゃアカンのやろか…?と思う事もあった。
が。
やはりどうしてもそれは違う気がした。
オレがした事ならいくらでも素直に謝れる。
しかし、自分のした事ではない事を謝れといわれても、やはり謝れないのだ。


反日。

オレは中国が大好きで、大好きで、勤めていた会社を辞めて留学に来た理由も、その一点だった。
経済発展が著しいとか、中国語を勉強しとけば就職に役立つかもとか、そんな事は全く関係なかった。
ただただ好きやった。

反日。

それは、この旅をしている間にも、ほんの少しずつ、ほんの少しずつ、オレの中国熱を冷ましていった。
オレは中国にいる時、中国人のつもりで暮らしてた。
郷に入りては郷に従え。
日本ではありえないような行動も、中国人の行動を見て、見よう見真似でまねているうち、自然に身についてたりもした。

しかし、やはり違うのだ。
オレがいくら思っても、彼らがオマエは日本人やと言うと、やはりオレは日本人なんやと気づかされる。
それは当然の事やし、以前でも、別に国籍を隠してたワケじゃない。
ただ、以前は外国人、日本人とわかっても、いや、わかったからこそ好奇心の目が向かってきたような人々も、今では、日本人とわかると彼らとの間に線が引かれる。
目には見えないが、果てしなく深い溝が。


ま、いろいろ書いてはみたが、ようは、ウゼーのだ。
もうオメーらと話すこたぁねーよっつー気持ちにさせるのだ。

そんな気持ちにさしといて、目の前のボンクラ共は、一緒の火車やから一緒に乗ろうぜと薄汚い顔に汚い笑顔をたたえて誘ってくる。
別に薄汚くは無いのだろうが、オレの気持ちフィルターを通して移るヤツらの顔は明らかに薄汚い顔なのだ。
そう映るんやから、仕方ない。

悲しい話である。

昔懐かしいBOOWYの曲で、

♪夢の中でー、夢を消されーたー
 哀れなWorking Bee

というのがある。
あんな感じだろう。
恐らく、留学なり仕事なり、周りに馴染んだ人がいる、心安い人がいる環境にいたなら、ここまで反日に感情に影響を受ける事もなかったんやろう。
旅で出逢うのはもちろん初めて出会う人ばかりだ。
中国という国では赤の他人に対する言動と、親しい相手にとる言動が全く違う。
いわば言いたい放題である。
言われたい放題である。
そりゃ気持ちも冷めてくるわい。


もともと、これが最後の旅と決めていたが、その最後の旅にも終わりが近づいている事を少しずつ感じていた。
金がどうとか、時間がどうとかではなく。
気持ちが終わりに近づいていたのだった。


さて。
ま、なんだかんだ書いたが、もうとっくに慣れっ子である。
そんなヤツらとはできる限り早く別れるに限る。

オメーらとなんか死んでも乗らねーよってワケだ。

火車が来ても、とりあえず、ヤツらとは別の車輌に足早に乗り込む。


AM7:00~10:00で臨汾に到着。
駅であんまり見ないタイプの列車を見る。

なんじゃ?
新型か?
それとも高級列車でオレには縁が無かっただけか!?
後者の確率が高いだろう…。

思ってたよりデカイ町。
で雨降ってくる。

今朝のオヤジとこの雨で、もうかなりウザくなってきたんで、壺口という黄河の滝を見るのはヤメる。
なんかネットで調べると、現在ではかなり河幅も狭くなってきて、昔の豪快な景色は見れんらしいし。
どーせ他と同じでハッタリ世界一っつーレベルやろう。
そーゆーとこ多すぎ。
そのワリにまだ有名になってねーよーなトコに、なんじゃコリャっつースゲー景色があったりするから中国は不思議である。

じゃ、山西省もさいならして、西安の兵馬俑に向かうとするか。
火車のチケット27元。
安い。

が、夜中の3:30出発だそうだ。

何しよ…。

とりあえずメシ食いに歩いてたらケンタッキーを発見!
日本ではマクドやケンタッキーは気軽に入れる存在であるが、中国では他の飯屋と比べてまだまだ割高だ。
そりゃそうや。
4~50円も出せば腹いっぱい食える飯屋と比べたら、マクドやケンタッキーが高いに決まってる。

「でも、今日は食っちゃうよー、オレ。」


…。

この文章。
当時の日記もどきメモに書いてある文章であるが…。

---------------------------------------------------
半年前のオレには悪いが…。
つっこませてもらおう。
半年後のオレ自信から半年前のオレ自身に…。

「オメー、貧乏すぎ!」

ケンタッキーぐらい普通に食え!
半年前のオレ!
なんだ、このメモに溢れる奮発したぞ感は!!
文章に喜びが溢れている…。

当時のメモを見てこのブログを書いてて、ちょっと胸がキュンとする…。
まったくもう…。
---------------------------------------------------


セットメニューと果物ジュースで27元。
何?
火車票と同額やん!

で、只今PM9:00。
ひたすら歩いて時間つぶしたけど、まだまだ時間あるよ!
ネットカフェ7元。
何か今日は食い気バクハツ!!
ケンタッキーの後、アイス3個3元、刀削面(トマトベースで非常にうめー)3.5元。小麦だらけのオヤツ1元。氷紅茶2.5元、豆腐干とビスケット(形の悪いお得袋のようなもの)。
更にハミ瓜(メロン?)の切り売りのヤツ1元。
と、こんなトコ。
火車用に買った食料もあったが、ビスケット以外は全て食べてしまった。

あー。
ヒマ、ヒマ。


散歩の途中、換金できるトコを探してようやくデカイ中国銀行を探しあてる。
見て見て!
こんなに立派な銀行!



…。

…が、本日は定休日だそうで、換金できず。
使えねー…。


PM10時前に駅に入り、室内のベンチの一角を占領し、横になる。
かなり快適で、AM3:00までかなりよく眠れた。
もうすぐや。


そういえば、街で誰かが歌ってた、「老天、給我一次機会~♪」というフレーズの歌を旅の間何度か聴いて、気になっていた。
昆明に帰ったらネットで探してダウンロードしよっと!


反日だなんだと言いながら、オレには昆明という帰る場所がある。
それってスゲー幸せな事である。
海外なのにも関わらず、昆明には義理の妹(ベトナム人留学生)や、仲のイイ雲大留学生楼のおっちゃん、サニ族のおばちゃん達、G原さん、その他知ってる留学生の皆。
たぶん彼らがいなければ、とっくの昔に中国を出て、ベトナムあたりを旅していたかもしれない。

ここに来て、オレの旅の最後の目的は、昆明まで陸路で帰る事である。
コメント
この記事へのコメント
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2005/11/28(月) 21:57 | | #[編集]
えっ、最後の旅?
山の手線一周おめでとう!!
うーん、すごい。日本にいたら、私も挑戦してみたくなったことでしょう。子供の頃だが、「サイクル野郎」という漫画をみていて、大人になったら日本一周をするぞ!と夢見ていたことがあります。結局、果たせず終いであったが、日本もあちこちに行きました。
ところで、旅はなぜ最後?旅はしないけど、旅行はするとか?中国の旅はしないけど、他の国はするとかですか。
2005/11/29(火) 00:03 | URL | 華南の靴 #-[編集]
華南の靴さん
えーっと…。
とりあえず、日本で働きたい気分になってきたので最後の旅なのです。
そして半年後の今、東京にて仕事をしておるのでありました。

旅は…。
終わったっちゃー、終わったんですが、まだ旅の途中っつったら、旅の途中かなー?
現在、東京観光中…のようなカンジなのでした。
山手線一周も東京観光の一環?

日本一周ですかー?

…。

…それもいいですねー!
年末休みをどうするか未定ですが…日本を旅するのもえーかもしれませんなー!
2005/11/30(水) 23:37 | URL | 寅 #-[編集]
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