野良人inモンハン
 ~野良人・寅の旅(モンハン編)~ 
 
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程陽風雨橋
2005年03月12日 (土) 23:59 | 編集
map50312.png
AM7時起き。
屋台で麺を食う。
「通道」までバス13元。
雨が降ってくる。
AM9:30から2時間ほどバスに揺られる。

このバスはいろいろ盛り沢山で楽しかった。
下手なスリが2名このバスには乗っている。
見たらすぐわかるほどに挙動不審だ。
ソワソワとあっちこっち動きまわり、手つきもあぶなっかしい。
まるで華麗さのない手さばきである。
だが、周りの乗客は何人かすられている。
俺は見てるだけ。

じっくり観察していたら、そのうち1人が俺の座席の斜め後ろに。
そのどんくさい手つきが、俺のズボンのポケットに伸びてくる。
オメー、悪ぃけど、ド素人以下。
それでもプロか!?
体の角度を変えてポケットに手を入れれなくする。
そしたらその初級スリのおやじ。
席を立ち、他に移動する際、小声で俺の耳元で「オマエなかなかやるのぅ…。今日のトコはオマエの勝ちにしといたろ。」とか呟いていった。
アホである。
プロとプロのせめぎあいなら分る。
だが、俺も別に普通の一般庶民である。
そしてオマエはその一般庶民にさえ感ずかれる、超おヘマなスリなのだ。
オマエ絶対、映画見すぎやで…。
PDR_2173.jpg
写真は全ピンボケだが、左端の男がその男だ。

そして、もう1個楽しかったのは、俺の席と通路を挟んだ席に座っていたオヤジが突然ゲロった。
何事もない、普通の姿勢から突然である。
全くのノーモーション。
であるからして、そのオヤジの座席下はゲロの湖が出現している。
…強烈な匂いがバスに充満する。
隣の窓際に座っていたおっさんが、ごく自然に席を代わってやる。
日本人やと、嫌な顔の1つもするトコロだろう。
こういうトコロが中国の良いところである。
席を代わってやった…
と、言う事は、そのおっさんが座る足元は、出来立てホヤホヤのゲロ溜まりなのである。
しかし、平気な顔で座っている。
何事も無かったかのように。
俺はそのおっさんを少し尊敬した。

そして10分ぐらい経っただろうか。
そのおっさんが不意に足元に目をやった。
ぶちまけられたゲロに自分の靴が乗っている。
すると、慌しく靴を床で拭きだした。
そしてヒザを曲げて横に出し、窮屈な体勢でもゲロにさわらない姿勢に変えて座った。

…なんの事はない。
すぐ目の前でゲロ吐かれたにもかかわらず、席を代わると自分の足元がゲロになる…という事すら気づいていなかったのだ。
そして、不機嫌な目つきでゲロを吐いたオヤジをにらんでいた。
俺はそのおっさんを更に少し尊敬した。
こんな簡単な事に気づかないなんて、スゴイ。


楽しい時間もやがて終わりがやってくる。
予定通りバスは「通道」についた。
先ほどのスリ達は早々に途中の道端で降りている。
降りた人数が3人やったので、スリは3人組やったらしい。

三江や龍勝へのバスもあるが、今日のは完売。
とりあえず飯にする。
考えてみたが、やはり、少しでも前へ進む事にする。
「甘渓」という街だ。
1時間半、12元。

この「甘渓」はなかなか見所があった。
なんといっても、ココは道が一本あるだけなのだ。
そして、道の両側に震度1の地震で全壊するであろうボロい家が立ち並ぶのみなのだ。
ボロ家も200mぐらい続くのみで、その先は猪ぐらいしか出てきそうにない。
長距離バスが止まるのに、バスの駅さえも無いのだ。
まぁ、雲南省の山奥の方へ行くと珍しくもない景色ではあるが。
ここが終点なのだが、その時すでに乗客は俺1人であった。
PDR_2179.jpg
写真は「甘渓」唯一無二のメインストリートである。

恐らくこの村(…とさえ呼んでいいか…)で唯一の売店でタバコを買うと、どこまで行くんや?と聞いてくる。
広西省と言うと、次の街までバイクで乗せてってやると。
15元。
これはありがたい。
一応、招待所はあったが、この村でも最もヒドイ保存状況の掘っ立て小屋がそれだったからだ。
ありがたくはあったが、一応値切る。
ちょっとねばるが、やはり値切れず。
そりゃそうや。
こんなトコロに商売敵はいない。
50元と言われても乗るだろう。

売店裏のブタ小屋脇にトイレ(ただの溝)があるってんで、トイレを済ませ、出発。
PDR_2178.jpg
彼が自分のねぐらの隣がトイレという悲運なブタくんである。

30分もすると「沙且」に着く。
既に広西省だ。
ここで売店のにいちゃんとはサヨナラして、「三江」ゆき面包車(ワゴン車)に乗り換える。
ここも、バスの駅があるわけではなく、三叉路の脇に何の変哲もないワゴン車が駐車されているだけだ。
客(俺)の出現に、わらわらと2~3人が近くの飯屋から出てくる。
運転手と乗客が定員になるまで他の客を待っていたんだろうと思ったら、運転手以外は乗らないようだ。
そして、中国ではありえない事だが、このモグリのワゴンバスは客が俺1人やのに出発した。
公共汽車(公共バス)で無いかぎり、中国のこういうモグリのバスは乗客が集まらない限り出発しない。
100%
俺はマジで、誘拐されるんやろか?と想像した。
それぐらいありえないのだ。
しかし期待とは裏腹に30分ほどで無事に「三江」に到着。
途中からは川沿いを走り、気持ちよかった。

「三江」はまぁまぁしっかりした街だ。
長距離バス停もちゃんとある。
「程陽」ゆきバスに乗り込む。
3.5元。
すぐに到着する。

ここには「程陽風雨橋」がある。
中国では結構名が知られている。
トン族という少数民族の橋である。
PDR_2184.jpg

一応手もとの資料を見ると、ざっと次のよーなデータが記載されている。

1916年建造。
別名「永済橋」「盤龍橋」
中国において最も壮観なトン族の風雨橋であり、橋はトン族の集落への道に続いている。
橋の長さ64.4m、寛3.4m、高さ10.6m
橋の上には5つの多角形の塔がある。
この橋の建築においては、1つの釘も用いられておらず、大小の木柱が噛み合わさってできており、非常に精密である。


しかし、なんで橋に屋根をつけるんや?
風雨もしのげるから風雨橋なんやろけど、雨や風の日は早いトコ帰って家で風雨をしのげばいいのに…。
集落は本当にすぐソコなのである。
しかし、この橋はなかなかのモノである。
かなりの修復がほどこされているんやろうけど、古い橋なんか危なっかしいから、鉄筋コンクリートの橋を掛けて、屋根とかだけ乗せてみてはどうだろうか???

そしてこの橋の中の通路は、現在、トン族のおばちゃん達が10人ぐらい、皆おんなじような民芸品やら布やらを商っている場所なのである。
値段も高い。
PDR_2208.jpg
ここのおばちゃん達もボッタクる気マンマンである。
かばんを値切って5元で購入。

橋を渡ってすぐの集落ではショーをやるらしい。
俺のほかにも観光客がチラホラいるらしく、観光客向けに歌って踊れる少数民族っぷりをアピールするのだろう。
俺は興味ないので帰る。
中国の少数民族の村はいくつか訪ねてみたが、有名所ほど、その少数民族魂みたいなものが薄れていってる気がする。
今日のショーだってそうだ。
観光客がいなければやらない。
それなら、どっかの少数民族村(昆明と深センにある少数民族テーマパーク)へ行ってショーを見るのと同じようにしか思えないのだ。
まぁ、別に意地張ってるワケでもなく、やってたらやってたで観ていくのだが、まだ待ち時間があるのが気にいらなかったのだ。

中国語で「馬上」という言葉がある。
直訳すれば「すぐに」という意味になる。
バスの出発待ちでも、今回のショーでもそうだが、何時に始まるの?と聞くと、彼らは99%、「馬上」というだろう。
しかしちょっと待った。
「馬上」って言葉は日本人の場合、鵜呑みにしてはいけない。
日本人というのはかなり異常な民族で、時間にやたらと神経質なのだ。
彼らの言う「もうすぐ」という言葉は平気で30分、ときには1時間、2時間は消費する。
もしかすると「馬上」を日本語に訳す時点で「すぐに」と訳すのがいけないのかもしれない。
「気が向いたら」とか「そのうち」とか言う言葉に訳してみてはどうだろう?
どうだろう?と言ったものの、誰に提案するべきなのかはわからない。
辞書を作ってる出版社か???

PDR_2248.jpg
写真はトン族の村。
ちなみに民族衣装を着ていたのは橋にいたボッタクリおばちゃん達だけである。

そうそう。
程陽風雨橋を渡る前に入場料10元をとられた。
まぁ、妥当なところ。

門を出て帰りのバスを待つ。
門の傍の売店でおねーちゃんと話ながら時間をつぶす。
ここはPM6:00が最終バスらしい。
「三江」に戻ると、すでに長距離バス停は閉まっていた。
PDR_2255.jpg
写真は「三江」

宿を探す。
30元。
トイレ、シャワー、テレビ付きの3人部屋だ。

今晩は外で果物を買ってきて食べる。
やはり果物は雲南省や海南島のような南国の方がウマイ。
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