野良人inモンハン
 ~野良人・寅の旅(モンハン編)~ 
 
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夢を語るオヤジ・亜丁
2005年04月10日 (日) 23:59 | 編集
map50410.png
2005年4月10日

AM7:00起床。
昨日は良く寝れたが空腹で2~3回目を覚ます。
まぁ、深センのダイエット生活で、そんなコトはすでに慣れている。
あと、寝ぼけ半分やったが、夜中に1回、旅館の小姐らしき子が勝手にドア開けて「アイヤー!ここ人入ってるやんかぁ~!」とか言いながらドア閉めて行くのを見た。

…まぁ…。
間違ってドア開けちまったのはイイやろう。
しかし鍵使って開けたなら、ちゃんと鍵掛けて帰れよ!
オレ起きてたから自分で鍵掛けたからイイけど…。
まったく…。

とか言いながら、そんなに気にもしていないオレ。
もう日本人には分類されない気がする。

長距離バス停へ。
朝メシ、粥0.5元、ゆで卵1元、小籠包1/2セイロで2元。
うまくもなくマズくもなく。
ま、腹は満たされた。
それでOKである。

9:30出発で11:00到着。
日瓦(香格里拉郷)ではやはり班車(定期路線バス)は無いらしい。
ワゴン車のオヤジが話しかけてくる。

「よう、兄ちゃん、亜丁まで150元でどや!?」
高い。
資料によると、門票(入場料)が128元するらしい。
合計300元近いではないか…。
「なんとかならへんの~、おっさ~ん!」
とか渋りながら相談してみる。
まわりを見ながら小声で「…オイ。ちょっと車入れ。中で話そやないけ。」とオヤジ。
入る。
オヤジのアイディアではワゴン車の後ろの荷物置きの部分にオレが隠れて潜入する…というありふれた計画だ。
オヤジは客を運んで来るので、顔パスで中に入れるらしい。
でも、この「潜入」という響き。
ちょっとグラッと来た。
「で、なんぼ?」とオレ。
「200元でどや?」とオヤジ。
このボッタクリオヤジが。
「150元」とオレ。

交渉決裂。
したフリをする。
「ちょっとブラついてくるわ。」と言って離れる。
とりあえず他に客もおらんし、急がんでもええやろう。
他の車を探すついでに日瓦をブラつく。
…ナニも無いな。
メインストリート沿いに何軒か飯屋があるだけ。

オヤジのトコに戻る。
「決めたか??」とオヤジ。
「こんな街おっても何もする事ないでぇ。」
確かにその通り。
「150元やったら乗るで。」
「190」
「160」
「180」
「170」
「…よっしゃ、えぇやろ。乗りな!」

出発して間もなく門を通るらしい。
手前でオヤジの合図。
「後ろ隠れとけ」
荷物置きに身をかがめる。
狭い。
太ってた頃には絶対できなかった芸当である。
バスは何事もなく入場門らしきポイント通過。
オヤジが門の係り員に何か声かけてた。

PDR_3191.jpg
写真は潜入ミッション実行中の私ニシノ。
格好悪い?
寝てるだけじゃん?
いや。
入れりゃOKなのである。

しかしまだ安心してはいけない。
そこが本当に入場門やったのかどうかも定かではない。
この後降ろされた後に入場門があって、入場料まで取られる可能性もアリである。
ま、そんなこたぁ今心配してもしゃーない。
なるようになるやろう。

12:30には沖古寺近くに到着する。
入場門らしきトコを過ぎてからは、オヤジが前に来いというので助手席に座りオヤジと会話を楽しむ。
何とオヤジ!
オレより1つ年下である。
ガビーン!
オヤジ!
あんた相当老けてるよ。
どうみても40後半である。
頭の毛も過疎化が進んでおられるのに…。

オヤジは蔵族(チベット族)だそうだ。
大阪やと通天閣のお膝元、新世界のジャンジャン横丁で昼間から飲んだくれているオヤジの風格がある。
いろいろ話す。
漢族とはまぁ仲良くやってるとは言うもんの、「奴ら(漢族)はズル賢すぎやで。ホンマ。あいつら商売ウマイわ。」とオヤジ。
いやいやいや…。
オヤジもなかなかのモンやと思うけどな。
で、突然オヤジが言う。
「オレは日本に行けるか?」
「あ゛~?日本行って何すんねん?」とオレ。
オヤジの夢は2~3人チベット族の娘さんを日本に連れていって売春させる事だそうである。
「日本やったらすぐ大金稼げるやろ!」と無邪気な笑顔のオヤジ(年下)。

オヤジさぁ…。
あんた漢族以上やん…。

中国で売春(オヤジは「売屁」と言っていた)は50元、そんでもって合法なんだ!とオヤジは言っていた。
日本は一発いくらやねん???

オヤジの売春トークは延々続いた。
窓の外には亜丁のキレイな澄んだ空、汚染されていないキレイで壮大な山々が広がっていた。

PDR_3194.jpg
車が到着すると2人の老外(白人)も車で到着したトコやった。
彼らは昨日、稲城までのバスで一緒やった4人組みのうちの2人。
「おー、オマエらもここ来たんかー」とか話かける。
残りの2人は成都に向かったらしい。
ここ見逃すなんて勿体無いなぁとオレら。

まぁ、それは置いといて、オヤジに170元を払って沖古寺へ歩く。
あ、どうやら、入場門はホンマにさっきのトコやったらしい。
ありがとう、オヤジ。
っつーか、オヤジも十分儲けたから、別に感謝せんでもいいな。
さいなら、オヤジ!
別れ際。
オヤジが言う。
「ウチに妹がおってな、結婚相手探してんねん。稲城からの帰りにウチ寄ってみーへんか?ワゴン車がたまってる辺りにオレもおるから。」と。

…。
オヤジは自分の日本で売春で稼ぐ夢のためには妹もどーでもイイようである。
こういうのを無邪気で純粋なオヤジと言うのだろう。

持参したいいかげんな地図だけを頼りに沖古寺を目指して出発。
しかし、遠い。
そして標識もほとんど無い。
もうオレ遭難?
と思った頃、広い丘のようなトコに出る。
チベットっぽい寺や掘っ立て小屋も見える。
たっぷり1時間は山道を歩いた。
途中ほとんど道でも無いトコも歩いたが…。
あれは順路やったんやろか…。

で、寺の修理をしているらしい兄ちゃんらに宿を教えてもらう。

うーーーん。
ボロイ。
そしてドミ(大勢で一緒に寝る宿)。
というか、普通にプレハブ小屋である。
この標高の高い寒い山奥やのに。
しかし選択肢は無い。
ここに泊まらないと、明日の朝には一つ凍死体が発見されるだろう。
お値段25元。
PDR_3200.jpg
お馬さんの後ろにあるのが本日の我が家。

メシを食う。
ろくなモンが無い。
インスタント麺2元。
洗面器のような入れ物に、麺と熱湯を注いでくれる。
ウマイ。
環境がこんなトコやと、とりあえず生きていける食料が手に入る事に感謝してしまう。
タバコ5元。

食ってると雨のような雪のようなモンも降ってきた。
休憩。

宿の経営者の身内らしいチベット族の兄ちゃんたちがやってきてしばし団欒。
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ココの紹介されている本を見せてあげると、すごい喜んで見てた。
こんな写真たくさん入った本は珍しいに違いない。
そして皆ガタイがデカイ。
チベット族やからやろか?
そして結構気のイイ人らであった。

少し晴れてきたので、近くにあるという珍珠海という湖に行ってみる。
しかし地図がデタラメすぎて見つからず。
標識すら立っていない。

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途中、「毛牛」とよばれるチベット近辺に生息する牛を見る。
というか、大群に囲まれる。
ごめんね、何もせんからさ、ちょっと通してね。
つぶやきながら通る。
優しい気性らしいが、大群に囲まれるとちょっとビビる。
ヤツらはツノを持っている。
ヤツらが襲う気になれば、こっちはあっけなく討ち死にするしかないだろう。

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PM3:45~PM5:00頃まで歩く。
かなり山を登って歩いた。
日本でダイエットしてた頃、毎日山に登っていたから、山登りは大好きだ。
特にこんな空気も山もキレイな場所ならなおさらである。
でも、高山病が怖いので、しっかり呼吸しながら、ゆっくり歩いた。
この湖のあたりは「仙乃日」という山の麓である。
「仙乃日」はこの辺りのチベット族が「神の山」とあがめる3つの山のうちの1つで、とてもキレイだ。
奥へ奥へ行くうちに、山小屋があるちょっとした草原にでる。
山小屋に勝手に入って写真を撮る。
だって誰もおらんもん。
かまへん、かまへん。
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この小屋から見た山の景色はオレお気に入りの一枚である。

チベットっぽい雰囲気が立ち込めている。
道端に積み上げられた石を何度も見る。
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何か祈りみたいなモンを感じる。
何を思ってこんだけ石を積んだんやろう?
ま、オレはチベット行った事ないんやけども。

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山の景色。

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途中見た植物。

山はキレイやし、植物は何かあんま見た事の無い植物が多い。

日が落ちてきはじめたので、急いで戻る。
PDR_3333.jpg
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写真は夕陽に照らされる仙乃日。

日が落ちた頃、宿の皆がバター茶をごちそうしてくれた。
聞きしに勝るマズさである。
飲み干すと次を薦められるそうなので、チビチビ飲みながら話す。
しかし、バター茶。
はちみつとか入れたらウマイのではなかろうか…?

今日は早よ寝よーっと。
ようやく活躍の場が巡ってきた持参の「寝袋」を広げ、さらに宿のフトンもかぶせて眠る。
おーー、寝袋暖かい!
もってきて良かった!
深センの「好又多」というスーパーで100元で購入したモノである。
ここへ来たい方々、まず寝袋を買いましょう。
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