野良人inモンハン
 ~野良人・寅の旅(モンハン編)~ 
 
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突然の終末・蘭州
2005年04月27日 (水) 23:59 | 編集
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2005年4月27日

いつものように列車泊から本日は始まる。

今度のシートは3人シートの通路側。
このシートの人らがウルサイ!
落ち着きなさすぎである。
あたりが寝しずまっても、何だかんだとサワぎまくっている。
中国ではこういう場合、やったモン勝ちである。
誰も何も文句言わない。
それがイイっちゃイイとこやけど…。

そしてまた、オレが寝ようとしてる傍で、あいつは韓国人だの日本人だの言いはじめる。
シカトして寝よう。
しかし、眠れず。
が、眠れずタバコ吸いに連結部へ。
帰ってくると、誰かがオレの席に座ってる。
どいてや。
適当に中国語でどいてもらう。
そん時の話を聞いてたヤツらは、あいつは無口な中国人だと判定したらしい。
別の話題に移り、真夜中おしゃべり大会が延々と続く…。

が、夜中に話かけられたんで、オレは日本人や、と言うとえらいビックリしてた。
オレの中国語もまんざら捨てたモンでも無いらしい。

ちなみに、オレは直接聞かれれば、ハッキリ日本人やと答えてる。
それがどーした!
日本人で悪いか!!
反日全盛期でもそうだ。

外国来てると、不思議なモンで、ナショナリティーというヤツが目覚めてくる。

オレは、中国来て、中国が好きで、中国にいる間は「オレは中国人や!」…というつもりで生活していた。
話をする時も、外国人しゃべり(?何と言っていいか…?つまりちょっとハイテンションで中国語をしゃべるような話し方???)するのはキライで、わからんでもなんでも、とりあえず普通にしゃべる。
感情を込めて。
自然に。
が、しかしである。

ここんトコの反日。

中国の列車の中も、なぜかここんとこ検査が厳しくなってて、乗ると毎回のように車内身分チェックがある。
当然オレの身分証はパスポート。
日本の。
好奇心旺盛な中国人は、お、あいつ変なモンだしおったぞ!と除くヤツが必ずいる。
そうでなくても問われれば日本人やと名乗るし。
そうすると、ハッキリ相手の態度が変わる。
あいつはオレらと違うんや、てな雰囲気が伝わってくる。
(もちろん中には友好的な人もいる)

そうすると、だんだんこっちも、オレは日本人や!
おまえらとは違うんや!
…とならざるを得ない。

国籍とか、人種とか。
マジでうざい。

ある時(たしか新疆のどっかの車内)で、おまえは中国人をどう思うと聞かれた時。
「好きな人もおるし、キライな奴もおる。
 イイ人もおるし、悪い人もおる。」
と答えた。
まわりは「いや、中国人は皆イイんや!」とか「いやいやいや、それはこいつの言う通りや」とか勝手に論争が始まっていたが。

どの国にもイイ人、悪い人がおる。
イイ人ばっかの国があるとしたら、その国に警察はおらんのだ。
そんな国はどこにも無い。

と、まぁ詳しく解説したが、たいして本人は気にもしてない。
何事もなるよーになるやろー。
なるよーにしかならん。

そういや、いつか、
「小泉は中国にまた攻め込むつもりやろ!?」とか真剣に言う人にも会ったなぁ。
アホやなぁ。
今の日本は平和漬けの骨抜きやで。
んな事できるかいな。

が。
誰かが言ってた例え話。

「中国人は一人一人の能力では日本人には負けへん。
 でも一人の中国人は一人の日本人に勝てても、
 3人の中国人は2人の日本人に負けるんや。」

かなりイイとこ突いた例え話である。
独立志向が強く団体プレーのニガテな中国人と、集団になるとやたら統率とれて力を発揮する日本人。


さて。
旅の続き。

ウトウトした程度で朝を迎える。
夜明け前。

同じ席の彼ら彼女らは、何人か疲れて寝てるヤツ。
結局最後まで眠れなかったようなヤツ。
こっちは多少は寝たので、ヤツらの弱っている今なら丁度テンションが合うぐらいだ。
話てみると、皆なかなかイイやつら。
早朝6:30の到着まで何やかんやとオレも一緒になって騒ぐ。
そん中の一人、オレの目の前に座ってる女が、オレの寝っぷりを見て「睡公」とかアダ名をつけてた。
うん。
なかなかイイで、そのアダナ。
「公」がつくと、なんか、ちょっと伝説の人っぽいやん。
余は気にいったぞよ。

しかし。

なかなか気持ちえーね。
周りの皆さん寝てる中、自分勝手に盛り上がるのって!
中国なら無礼講、無礼講!
楽しい一時を過ごす。


PDR_4609.jpg
太陽が昇り、駅到着。
蘭州はなかなかデカくて整備された街や。
甘粛省の南の方の小さい村しか知らんから、もっと小さくてキタナイ街かと想像してたが…。
(貴州省の貴陽のような…)
荷物を駅で預け6元。
地図3元。
さて、どーすっか。
別に蘭州は何かを観光しに来たワケじゃない。
新疆から帰るのに必ず通る駅なのだ。

成都に火車で行くか?

駅を出てブラブラ。
とりあえず腹減った。
牛肉面を食う。

ちなみに。
中国で蘭州の牛肉面はかなり有名だ。
面のウマイとこといえば蘭州である。
大都会やと、蘭州正宗拉面とか蘭州牛肉面館とか書かれたボロイ店とかを見かけた事がある人も多いのではないか?
正宗とは中国語で伝統のとか、正統とか言う意味らしい。

で、牛肉面。
なかなかのお味。
が、そこまで飛びぬけてウマイっつーことも。
まぁ、オレはその辺のいつもの安い店で食うので評価できんが…。

あとオヤツを2~3。
PDR_4610.jpg

ギョーザみたいな形の0.5元。

ニラ餅1元。
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オヤツはなかなか豊富だ。
昔、九賽溝の後寄った「文県」という甘粛の小さい街でもウマイオヤツがあったし。
甘粛省はオヤツ二重◎をあげよう。
氷紅茶を飲み、さっきのギョーザみたいなのをもう1コ。
うん、ウマイ。

そしてウロウロして、引き寄せられるように「ある店」に立ち寄った。
「ある店」とは…。

…。

…別に黄色的な店じゃないよ。

ホテル。
いつもオレが泊まるよーなボロイんじゃなくて、ちゃんとしたホテル。
何故?
あの野良人がホテルに…。
泊まるハズ無いんである。

そして、とある手続きをしてホテルを後にする。

さて、時間をつぶそう。

小1時間ほどブラついて、またオヤツを買い食いしてまわる。
マジでここはオヤツかなりウマイよ。

そしてまた例のホテルに戻る。
ブツはまだ届いていない…。

また少し時間をつぶしてホテルに戻る。
ホテルから出た私の右手には、しっかりと…。

しっかりと…。

しっかりと、「飛行機のチケット」様が握られておりました!!!
買っちゃったー。
蘭州→(西安経由)→昆明ゆき。
今日出発!
ヤッホーイ!
お値段740元!

え?
野良旅はどうしたって?
知らないよ。
もうオレね、疲れたし。
こっからまだ数十時間とかかけて昆明まで行ってらんねーーー。
もう帰る。
今日帰る。
ひとっ飛びで…もとい、ふたっ飛びで。

すげー、ルンルン気分なんだけど。
飛行機のキップ買っただけで、こんな幸せ気分になれるなんて…!
野良旅をしてきたからこそでもあるアルね。

で、昆明でオレの定番宿として使ってる雲大の留学生寮に電話してみる。
ありゃ?
いっぱい?
…。
うーん。
労働節直前やしな。
客がすでに結構昆明入りしてるんかな?

ま、いいや。
オレ今幸せだから。
昆明なら宿なんていくらでも心当たりある。

そして幸せの源、エアチケット様を見る。
見る。
見る。

…ありゃ?

名前が「NISHIN“A”O」になってんで!
オレの名前はNISHINAOじゃなくてNISHINOや!
アカンやん!

大急ぎでホテルに戻り、交換の手配。
チケット屋が大急ぎで交換しに戻る。
10分で戻るっつーから待つ。
帰ってきたチケットを見る…。

…。

名前の「NISHIN“A”O」のAがペンで線引いてあってハンコ押してあるだけ…?
それだけ???
それだけで乗れんの???
チケット屋の兄ちゃん「大丈夫、没問題、没問題」…と…。
ホンマかい!!
アカンかったらタダじゃ済まんでぇ!
750元の恨みはすごいでー!
草の根分けても探しだすからなー。
しかも空港で空港使用料100元いるとかぬかしだすし。
オメー、そゆ事先に言おうよ。

しかし出発の時間も近い。
空港までの直行バスがもう出る時間や。
タクって走りこむ。
ギリギリセーフ。

バス代30元。

えらい遠い。
こんな遠くに空港を作るな!
…とは、成田空港を擁する日本人は言えへんか…。

なんだかんだでタクシー代、バス代込みで877元…か。
ちょっと痛い。
いや、かなり痛い。

ま、いいか。
もう火車はたくさんやし。

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空港では中国国旗が誇らしげにはためいている。

飛行場でチェックイン済まし、近くの売店で水とタバコ、アイスを買う。
しめて6元。

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13:45→15:00で西安着。

西安はちと暑い。
せっかくなんで10年ぶりに西安の市内へ行くかと思ったがヤメた。
もうゆっくりする。
飛行場の近くを歩いてみる。
何も無いが、ひたすら歩くと飯屋が。
チャーハン5元。
暑いのでクーラーがたかれている。
クーラー前に陣取る。
もう一歩も動かんでぇ。
チャーハン食い終えてもクーラー前で、突き出しとして出てきたヒマワリの種をポリポリポリポリ…。
小姐、オレがヒマワリの種食いだしたら1時間はつぶすでーーー!
ちょこっと小姐と話する。
なかなかオモロイ小姐やった。

そんなワケでたっぷり1時間はここで時間をつぶした。
あー、キモチ良かった。

空港に戻る。

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19:20→21:30の快適な空の旅。

わーーー。
もう昆明やってよ。
素晴らしいね、飛行機ってサ。
あんなに遠くにいてんで、今日の朝。
なんで今、昆明におれるん!?
…火車の旅が長いヤツが飛行機乗ると、こんな風に思うのである。

さてと。
あとは古巣昆明。

何人もの同学を見送り、オレも何度か見送られた空港や。
やっぱ昆明はもう異国って感じがしない。
中国にある故郷。
それが昆明。

もう一度雲大の留学生楼に電話してみるが、やはり部屋は空いてないらしい。
さっき電話した時の小姐も、面倒くさくて、とりあえず無いと言ったワケではなさそうである。
100元の部屋は空いてるらしいが、んなトコはゴメンだ。

昆明火車駅の近くの招待所をあたる。
小汚い通りの小汚い招待所。
うーん。
オレにピッタリ!

1軒は日本人宿泊拒否。
やっぱ昆明でもあるんやな。
反日。
ちと寂しんぼな野良人。

でも、すぐ隣の招待所がバス・トイレ付きの部屋が30元。
戸締りと持ち回り品の管理をよくしとけと言われる。
速攻でフロ。

ほわぁぁぁぁ……。

もう言葉にならんね。

言葉書いてはいるけど。

あーー、えぇキモチ…。

これにて今回の旅・完了!


…。
なんか今回の旅振り返ると、雪山ばっかり見てた気がする。
もう春やし、今度は少し暖かいトコへ行こう。


今回の旅・全記録
-------------------------------------
・全移動時間=203時間
・電車に乗ってた時間=140時間
・宿に泊まった回数=12回
・電車で寝た回数=7回
・寝台バスの回数=1回
・総費用=3824元(5万円ちょい)
・撮った写真の数=1551枚
 ※イイ写真は極めてマレ!
・到達した省の数=4省
-------------------------------------

また、この旅で、自己最長硬座記録を56時間に更新。
あとで調べたら、この時の時点で、1082次重慶→鳥魯木斉の火車は中国で5番目に長時間の火車であったらしい。
ちなみに長時間火車ベスト5は次のようになっている。

K156次(昆明→南京西)57:55
1084次(鳥魯木斉→重慶)56:56
1086次(鳥魯木斉→済南)56:53
1087次(鳥魯木斉→連雲港東)56:12
1082次(重慶→鳥魯木斉)55:56

58時間…。
こんなん乗るヤツおるんか?硬座に?

…。
え?
56時間もたいして変わらんって???

…。

ちなみに宿泊は、重慶まではバスで移動やったので毎日宿に宿泊。
重慶以降は、宿泊5回、車中泊7回…。
火車で寝た方が多いし…。

ね、飛行機乗りたくなる気持ち…わかってもらえた??

いやー、しかし、どんどん文章と写真が増えてきてるな…。
なんか一冊本ができそうな文字やん…。

どこかの出版社の方!
「野良人inチャイナ」、出版してみませんか!?
てゆーか、出版して!!
印税で海外旅行してみたいサ!


そして、野良旅、いよいよ最終章突入である。
でも、その前に昆明の話でも書いてみるかな?
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